「エマーキットって本当に伸びるの?」という質問、サロンでもよくいただきます。
まつげ美容液のなかでも一際人気の高いエマーキットですが、口コミで「伸びた」「ハリが出た」という声が多い一方、「色素沈着が心配」「ちょっと刺激を感じた」という声もあります。
アイリストとして実際に成分を調べてきたので、今回はエマーキットの配合成分を丁寧に解説していきます。購入を考えている方はぜひ参考にしてください。
エマーキットとは?
エマーキット(EMAKED)は、水橋保寿堂製薬が販売する筆タイプのまつげ美容液です。
1日1回、まつげの生え際にさっと塗るだけという使いやすさから、幅広い世代に愛用されています。一般的な保湿系のまつげ美容液と大きく違うのは、まつげの成長環境そのものにアプローチするとされる成分が入っている点で、これがエマーキットの一番の特徴です。
エマーキットの全成分
エマーキットの主な成分はこちらです。
水、加水分解ムコ多糖、ヒアルロン酸Na、ヘキサペプチド-2、パルミトイルペンタペプチド-4、ビオチン、チャ葉エキス、オタネニンジン根エキス、イチョウ葉エキス、パパイア果実エキス、ブドウ種子エキス、シルクアミノ酸、パンテノール、イソプロビルクロプロステネートなど。
成分を見ると、大きく4つのグループに分けられます。

保湿成分
加水分解ムコ多糖とヒアルロン酸Naが配合されていて、まつげやまぶた周辺の乾燥を防いでうるおいをキープする役割があります。
まつげも髪の毛と同じで、乾燥すると切れやすくなります。
「最近まつげが細くなった気がする」とおっしゃるお客様に乾燥が関係しているケースも多く、保湿はまつげの土台を守るうえで欠かせません。
ハリ・コシをサポートする成分
ヘキサペプチド-2とパルミトイルペンタペプチド-4というペプチド成分が入っています。また、パンテノールとシルクアミノ酸も配合されていて、まつげを補修しながらハリやコシをサポートする働きが期待できます。
「まつげが細くなってきた」「昔より短くなった気がする」と感じている方には、こうした補修成分が入っているのは心強いです。
植物エキス
チャ葉エキス、オタネニンジン根エキス、イチョウ葉エキス、ブドウ種子エキスなど、複数の植物由来成分も配合されています。まつげが生えやすい環境を整えるサポートをしてくれる成分たちで、まつげケア全体を底上げする役割があります。
エマーキット最大の特徴は「イソプロビルクロプロステネート」
エマーキットを語るうえで外せないのが「イソプロビルクロプロステネート」です。
これはプロスタグランジン類似物質、いわゆるPG系成分に分類される成分として知られています。一般的な保湿中心のまつげ美容液に比べると、まつげの長さや存在感の変化を実感しやすいと言われる理由の一つがこの成分です。
「とにかく自まつげを長くしたい」という方から特に支持を集めているのも、この成分の働きによるところが大きいと思っています。
▶︎PG系まつ毛美容液とは?プロスタグランジン類似成分の効果と注意点を解説
色素沈着のリスクはある?
エマーキットには、医薬品成分であるビマトプロストは配合されていません。
ただ、PG系成分を含むまつげ美容液では、まぶたへの刺激や炎症によって色素沈着のような見た目になるケースがあります。成分そのものが直接色素を作るというより、塗りすぎて広範囲に付着する、まぶたへの刺激が継続する、炎症が慢性化するといったことが重なると色がくすんで見えることがあります。アイラインを引くように生え際に細く1本だけ、これを守ることがとても大切です。サロンでも「塗れば塗るほど効く」ということはないとお客様にお伝えしています。
▶︎まつげ美容液で目元が暗く見える?色素沈着・クマとの違いを解説
その他の副作用リスク
PG系成分を配合したまつげ美容液全般に言えることですが、目の充血、かゆみ、刺激感などが出ることがあります。
目元が敏感な方や荒れやすい方は、毎日使いではなく2〜3日に1回のペースから様子を見てみてください。少しでも違和感を感じたら、迷わず使用を中止してください。目元はとてもデリケートな部分なので、無理は禁物です。
▶︎まつげ美容液がしみる・かゆいときに確認すべき成分と対処法
エマーキットはこんな人におすすめ
エマーキットは「まつげを保湿したい」という目的よりも、「まつげの存在感を高めたい」という方向けの美容液だと私は感じています。
まつげパーマをしていて自まつげをもっと長く見せたい方、マスカラなしでも目元を印象的にしたい方にはとてもよく合うと思います。一方で、刺激が心配な方や敏感肌の方は、まず非PG系のまつげ美容液から始めてみるのがおすすめです。
▶︎プロが選ぶ|成分が豊富で効果を感じやすい非PG系まつげ美容液3選(2025年)
まとめ
エマーキットにはヒアルロン酸・ペプチド・植物エキスなどの保湿・補修成分に加え、イソプロビルクロプロステネートというPG系成分が配合されています。この成分こそがエマーキットの最大の特徴で、まつげの存在感アップを実感する人が多い理由でもあります。
ただ、色素沈着や刺激のリスクがゼロというわけではありません。使用量を守って正しく使うことが、効果を出しながらトラブルを防ぐポイントです。「効果を重視して選びたい」方には有力な選択肢ですし、「低刺激を優先したい」方は非PG系の美容液と比較してみるのもいいと思います。
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