エマーキットの成分を徹底解析|PG系成分と色素沈着の注意点をアイリストが解説

成分・仕組み解説

「エマーキットにはどんな成分が入っているの?」「本当にまつげが伸びる?」「色素沈着しやすい成分が入っている?」

エマーキットは、まつげの長さや存在感を求める方から選ばれている人気のまつげ美容液です。

結論からお伝えすると、エマーキットには、保湿・補修成分に加えて「イソプロピルクロプロステネート」というプロスタグランジン関連成分が配合されています。

一般的な保湿中心のまつげ美容液とは成分構成が異なり、目元の変化を感じる方がいる反面、色素沈着のような見え方や赤み、かゆみなどにも注意したいタイプです。

この記事では、現役アイリストの視点から、エマーキットの全成分と特徴的な成分、使用前に知っておきたい注意点をわかりやすく解説します。


エマーキットはどんなまつげ美容液?

エマーキットは、水橋保寿堂製薬が販売する筆タイプのまつげ美容液です。

公式では、夜の洗顔後に1日1回、上下のまつげの生え際へリキッドアイライナーを引くように塗る方法が案内されています。

商品名エマーキット
内容量2ml
使用頻度夜1日1回
使用期間の目安約2ヶ月
塗る場所上下のまつげの生え際
形状細筆タイプ
販売元水橋保寿堂製薬
分類化粧品

エマーキットには、ヒアルロン酸Naやペプチド、植物エキスなどのまつげを整える成分に加え、プロスタグランジン関連成分が配合されています。

そのため、保湿や補修を中心にした非PG系まつげ美容液とは、少し目的が異なる商品と考えるとわかりやすいでしょう。

アイリスト
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エマーキットは、保湿だけを目的にした美容液ではありません。まつげの長さや存在感を重視したい方に適したタイプです。



エマーキットの成分

特徴を理解するうえで、特に注目したい成分は次のとおりです。

  • イソプロピルクロプロステネート
  • ヒアルロン酸Na・加水分解ムコ多糖
  • ヘキサペプチド-2・パルミトイルペンタペプチド-4
  • パンテノール
  • チャ葉エキス・オタネニンジン根エキスなどの植物由来成分

エマーキットの成分表示は、商品リニューアルなどによって変更される可能性があります。購入時は、商品の外箱や公式サイトに掲載されている最新の成分表示を確認しましょう。

成分の種類主な成分化粧品としての役割
プロスタグランジン関連成分イソプロピルクロプロステネートエマーキットを特徴づける成分
保湿成分加水分解ムコ多糖、ヒアルロン酸Na、PCA-Naなどまつげや目元にうるおいを与える
ハリ・コシを支える成分ペプチド、パンテノール、シルクアミノ酸などまつげを補修して健やかに保つ
植物由来成分チャ葉、イチョウ葉、ブドウ種子など目元を整えてまつげのケアを支える

エマーキットの特徴的な成分を解説

イソプロピルクロプロステネート

エマーキットの成分で最も注目したいのが、イソプロピルクロプロステネートです。

プロスタグランジンに似た構造を持つ成分で、当ブログでは、このような成分を配合したまつげ美容液を「PG系まつげ美容液」と呼んでいます。

まつげの長さや存在感を求める方から選ばれているエマーキットの特徴を考えるうえで、外せない成分です。

エマーキットは化粧品なので、医薬品のような発毛効果が認められているわけではありません。「必ず伸びる」「まつげが増える」とは断定できず、感じ方にも個人差があります。

2026年2月には、EUの消費者安全科学委員会(SCCS)が、イソプロピルクロプロステネートを含むプロスタグランジン類似成分について、まつげ・眉毛用化粧品における安全性を評価した最終見解を公表しています。

この評価では、低濃度でも薬理作用を持つ可能性や、安全性に関するデータが十分ではないことなどから、安全とみなすことはできないと結論づけられました。

これはEUの科学的評価であり、日本国内でエマーキットが販売禁止になったという意味ではありません。目元の近くへ継続して使う成分であることを踏まえ、異常が出ていないか確認しながら使用する必要があります。

アイリスト
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口コミで“伸びた”という声が多い商品ですが、化粧品としてまつげの発毛を保証するものではありません。変化の感じ方には個人差があります。

プロスタグランジン関連成分について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

▶︎PG系まつ毛美容液とは?プロスタグランジン類似成分の効果と注意点を解説

加水分解ムコ多糖・ヒアルロン酸Na

加水分解ムコ多糖とヒアルロン酸Naは、まつげや目元にうるおいを与える保湿成分です。

まつげは、ビューラー・まつげパーマ・クレンジングなどによって乾燥しやすくなります。乾燥すると、細く見えたり切れやすくなったりすることもあります。

保湿成分は、まつげを直接長くするものではありませんが、乾燥から守り、健やかな状態を保つために役立ちます。

ヘキサペプチド-2・パルミトイルペンタペプチド-4

エマーキットには、ヘキサペプチド-2とパルミトイルペンタペプチド-4というペプチドが配合されています。

ペプチドは、まつげにハリやコシを与え、健やかに保つために配合されることがある成分です。

パンテノールやシルクアミノ酸なども組み合わされているため、まつげの補修ケアも取り入れられます。

植物由来成分

エマーキットには、次のような植物由来成分も配合されています。

  • チャ葉エキス
  • オタネニンジン根エキス
  • イチョウ葉エキス
  • パパイア果実エキス
  • ブドウ種子エキス
  • ホクベイフウロソウエキス
  • カンゾウ根エキス

これらは主に、目元にうるおいを与えたり、肌を整えたりする目的で使われる成分です。

植物由来だから誰にでも刺激が少ないとは限りません。植物成分にアレルギーがある方も、使用前に成分表示を確認しましょう。


エマーキットにビマトプロストは入っている?

エマーキットに、緑内障治療薬などに使われる医薬品成分のビマトプロストは配合されていません。

公式サイトでも、緑内障治療薬やホルモン剤は入っていないと案内されています。

イソプロピルクロプロステネートはビマトプロストそのものではありませんが、プロスタグランジンに似た構造を持つ関連成分です。

「ビマトプロストが入っていないから、目元の変化は絶対に起こらない」とは考えず、使用中のまぶたの状態を確認する必要があります。

ビマトプロストは入っていないけど、プロスタグランジン関連成分は入っているんだね。

色素沈着や刺激の可能性はある?

エマーキットを使用した方の中には、まぶたが暗く見える、赤みやかゆみを感じるといった声があります。

目元が暗く見える原因は、色素沈着だけとは限りません。

  • まぶたへの刺激
  • 赤みや炎症
  • 乾燥
  • 目をこすることによる摩擦
  • まぶたのくぼみや影
  • 美容液を広い範囲に塗ること

このような変化が重なって、目元が茶色や黒っぽく見えることもあります。

成分が肌に合わない可能性もあるため、赤み・かゆみ・腫れ・ヒリつきなどが出た場合は使用を中止してください。症状が続くときは、皮膚科または眼科へ相談しましょう。

色素沈着の原因や対処法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

▶︎エマーキットは色素沈着する?原因と注意点を解説


目元への負担を抑える使い方

エマーキットは、量を増やしたり何度も重ねたりする商品ではありません。

公式の使用方法では、ブラシについている液量で両目分とされています。

  1. クレンジングと洗顔で目元を清潔にする
  2. 夜のスキンケア前に使用する
  3. リキッドアイライナーを引くように生え際へ細く塗る
  4. 同じ場所へ二度塗りしない
  5. 目尻を避け、目に入らないようにする

多く塗ると、美容液が目に入ったり、まぶたへ広がったりする可能性があります。

アイリスト
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ブラシについている量で両目分です。早く変化させようとして何度も重ねず、細く一度だけ塗りましょう。

肌が弱い方は、公式でも使用前のパッチテストが案内されています。アレルギーがある方は、かかりつけの医師へ相談するか、使用を控えてください。


エマーキットとエグータムの成分は同じ?

エマーキットとエグータムは姉妹商品です。

エマーキット公式では、エグータムとの違いについて「美容液、容量、成分など同じ」と案内されています。

主に異なるのは販売ルートです。

  • エグータム:サロン専売
  • エマーキット:一般向けに販売

どちらが強いか、どちらが変化を感じやすいかで選ぶのではなく、購入方法や価格で選ぶとよいでしょう。

アイリスト
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通っているサロンで相談しながら購入したいならエグータム、公式通販などを利用したいならエマーキットが選びやすいです。

▶︎エグータムとエマーキットはどっちがいい?成分・価格・購入方法を比較


エマーキットが向いている人

エマーキットは、次のような方に向いています。

  • まつげの長さや存在感を重視したい
  • 夜1日1回のケアを続けられる
  • 細筆タイプの美容液を使いたい
  • 公式通販や正規取扱店から購入したい
  • 色素沈着などの注意点を理解して使える

目元が敏感な方、過去にPG系まつげ美容液で赤みやかゆみが出た方、色素沈着が特に心配な方には、積極的にはおすすめしにくい商品です。

その場合は、プロスタグランジン関連成分を配合していない非PGタイプも比較してみてください。

▶︎プロが選ぶ|成分が豊富な非PG系まつげ美容液3選


エマーキットはどこで購入できる?

エマーキットは、メーカー公式通販や正規取扱店から購入できます。

人気商品は販売元が確認しにくい出品もあるため、価格の安さだけで選ばず、正規品を扱っている販売先か確認しましょう。

購入場所や公式定期購入の条件については、こちらの記事で詳しく解説しています。

▶︎エマーキットはドラッグストアで買える?市販店舗と正規購入方法を解説



よくある質問

エマーキットは毎日使いますか?

公式の使用頻度は、夜1日1回です。

二度塗りは、美容液が目に入ったり肌荒れにつながったりする可能性があるため、控えるよう案内されています。

エマーキット1本で何ヶ月使えますか?

公式では、1日1回の使用で約2ヶ月が目安です。

開封後は6ヶ月以内に使用するよう案内されています。液の状態やにおいに変化がある場合は、期限内でも使用を控えましょう。

下まつげにも塗れますか?

公式では、上下のまつげの生え際への使用が案内されています。

目に入りやすい部分なので、ごく少量を細く塗りましょう。

敏感肌でも使えますか?

敏感肌でも必ず問題が起こるとは限りませんが、すべての方に合う商品ではありません。

肌が弱い方は使用前にパッチテストを行い、アレルギーがある方は医師へ相談するか、使用を控えてください。

まとめ|エマーキットは保湿・補修成分とPG系成分を配合

エマーキットには、ヒアルロン酸Na・ペプチド・パンテノール・植物エキスなどの保湿・補修成分が配合されています。

商品を特徴づけているのが、プロスタグランジン関連成分のイソプロピルクロプロステネートです。

まつげの長さや存在感を重視したい方に選ばれている反面、目元の色の変化・赤み・かゆみ・刺激などに注意する必要があります。

  • 夜1日1回だけ使用する
  • ブラシについている量で両目に使う
  • 生え際へ細く一度だけ塗る
  • 二度塗りや目尻への塗布を避ける
  • 異常を感じたら使用を中止する

成分の特徴と注意点を理解したうえで、自分の目元に合うかを確認しながら使用しましょう。


参考資料

この記事は、以下の公式情報・公的資料をもとに作成しています。

※商品情報や成分表示は変更される場合があります。購入時は商品の外箱とメーカー公式情報をご確認ください。


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